地球上ならともかく、はるか上空の宇宙ステーションにまでものを運搬することは、とても大変な作業です。
それだけで一つのミッションになるほど。
人気マンガの宇宙兄弟で主人公のムッタが経費削減のために3Dプリンターを使って、月面上で必要なものを自作するエピソードが紹介されていましたが、それは実際に進行しているのはご存知でしょうか。
ISSには既に「Made In Space」社製の、無重力空間でも使用可能な3Dプリンタ「ZERO-G PRINTER」が配備されていて、
NASAから送信されたデータをもとにラチェット式のソケットレンチの作成に去年の11月に成功しました。
ISS艦長のBarry Wilmoreさん
ラチェットレンチの部品
さらに驚きなのは、NASAではAnjan Contractorさん発案のプロジェクトに12万5000ドル(約1300万円)の資金援助をしており、
これは食べ物を作り出す3Dプリンターの開発プロジェクトで、火星探査など、長期にわたって宇宙を旅する際の食事手段としても利用される予定です。